2020/12/12 術後3週間
術後3週間、体の動きはほぼ手術前の感覚になっているが
しゃがんでお腹に力が入る作業をすると「おうっ…」となる。
会社で、文房具が入っているキャビネットから、
最下層にあるフラットファイルを取るときに
横着して上に積んでるものを一旦よけずに引き抜こうとした時とか。
この動作がこんなに腹の傷に負担になるなんて思わなかった。
なので、まだ風呂掃除は旦那にやってもらっている。
しゃがまないとできないし、濡れてる床には膝をつけないしね。
できればこのまま一生風呂掃除は免除されて生きていきたい。
術部2か所は術後3日目にテープを剥がさされてからむき出しだけど
右下の切り傷の方は、ちょっと赤みを帯びてて一か所だけ黒い点状の縫い跡？がある。
臍はがっつり縫われていて手術糸がピンピン飛び出ていたのだけど
縫われたところがカサブタ状になって、糸とともにペリッとはがれた。
でも、まだ全部は取れなくて所々手術糸が飛び出している。
臍自体は、赤黒くとても痛々しい見た目にはなってるけど
痛くも痒くもない。古い皮膚がはがれて新しい皮膚になればきれいになりそう。
まだお風呂につかる許可が出ていないので、22日にＯＫが出るのを心待ちにしている。
あと、家が坂の上にあるのでどこに行くにもアシスト自転車を使っていたので
自転車禁止も早く解除になって欲しい。
週末に業務スーパーでまとめ買いをするのだが旦那に連れて行ってもらうと
こっそり自分用のお菓子が買えない。
どこに行くにも歩いて、お菓子も控えることになってるから
ダイエットにはいいんだけどね。
そうそう、体重は手術前からマイナス1.5～2㎏をキープしている。
次の診察の時には筋腫＆子宮がどのくらいの重量だったかを聞かなくては。
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2020/12/4 術後2週間
昨日から通勤を再開した。
職場のある駅は乗降客がとても多いので、降りる時は緊張したけど
人の流れにうまく乗れて誰かにぶつかることもなく降りられた。
コロナ禍で良かったことがあるとすれば
電車の込み具合がましになって
朝、最寄駅から必ず座って行けるようになったことだ。
帰りも、運が良ければ職場のある駅から座ることが出来る。
電車で立っていると、どうしてもお腹に力が入ってしまうので
今の私にはとても有難い。
職場では、同じ部署の人にしか休むことを伝えてなかったので
「あら、なんか久しぶり？」なんて声をかけられる。
コロナ対応で、在宅勤務率が上がっているから
休んでいることが目立たなくて良かった。
職場の上長には退院した日に予定通り退院出来たことと
経過は順調であることをメールで連絡していたのだが、
最悪なことに、そのメールを部署の全員に転送されていた。
同部署でも別の支店にいる人達には入院で休むことを言っておらず、
連絡したメールアドレスはプライベートなものだったのにも関わらずである。
具体的な病名などは一切書かずに当たり障りのない内容にしておいたものの
勝手に転送されるのは気分のいいものではない。プライバシーの問題もあるし。
私は派遣社員なので、社員では許されることでも
きちんと線引きをしてもらいたかった。
上長はハッキリ言わないとわからない人なので
「メールを転送するのはやめていただきたかった」と釘を刺しておく。
言い訳してたけど、私が怒っているのは伝わったはずだ。
事務仕事とはいえ、職場に行くと何かと動いてしまうので
復帰初日はちょっと疲労感があった。
社内ではお腹をかばってなるべくゆっくり歩くようにしていたし。
ちょうど術後２週間となる12月4日は、どうしても見たい芝居があったので
チケットを取っていた。
午前休を取って、家でゆっくりしてから出社しその後で芝居を見て帰った。
やっぱり丸一日働いてから3時間の芝居を見るのは辛かったと思うので
半休を取っておいて良かった。
2か所の傷跡もかなり乾いてカサブタが取れそうで取れない感じになっている。
無理にはがしたりしないように言われてるので
毎日泡と流水で洗い流してそっと見守っている。
手術糸がかなり硬くてピンピンしていて
臍の中で当たると痛いので早く取れますように。
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2020/12/1 保険金振込
昨日から、在宅で勤務をしている。
退院説明には、事務職は退院後一週間で勤務再開可能と書いてあったが
在宅なので通勤の負担がないから大丈夫だろうと前倒しをした。
月末月初に絶対にやらないといけない仕事があるので
「責任もって私がやり終えます」という職場に対してのアピールの意味もある。
出来ればずっと職場に行くことなく在宅勤務にしたいが、
未だ昭和の価値観が根強い会社なので在宅は週一が限度だ。
電話・来客応対も大事な仕事なので仕方がない。
ところで、11月27日にそれぞれ発送とオンライン申請をした保険会社2社から
もう入金があった。
どちらも銀行からの入金連絡で知ったもので
保険会社からは何の連絡もない。
どういう内訳でこの金額になってるかを知りたいけど
あとで書類なりメールなりが届くのだろうか。
でも、迅速に処理してもらえたのはとても嬉しい。
女性特約を付けていた会社からは17万円、
共済の医療保険からは10万2千円が振り込まれていた。
今まで払ってきた保険料を取り返すことは到底無理だけど
11月は6日間も欠勤になり、収入が激減するためとても有難い。
今まで何も考えずに2社で掛け捨ててきたけど、
今回入院してみて、かなり社会保険で賄えることがわかったし
一社にしぼるか、両方やめて月の支払額が高くても
戻ってくるタイプの医療保険に変えるのもありかなと思っている。
年明けにファイナンシャルプランナーと会うので
その時に色々相談してみようと思う。
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2020/11/28 退院4日目
ベッドに入ってから朝起きるまでに3回もトイレに行った。
手術前よりも頻尿がひどくなっている気がする。
今は膀胱の修復期間と思って、焦らず自分の体と付き合っていこう。
今日は特に予定もないので、
旦那に食料品の買い出しに連れて行ってもらい
お昼もテイクアウトで済ませる。
やっぱり飲食の場はコロナ罹患のリスクが一番高そうなので
なるべく機会を減らそうかなと。
外食大好きなので寂しいけど。
車に乗る時はシートベルトが術部に直撃するのが怖いので
クッションをお腹にあててからシートベルトをしている。
こういうことも経験しないとわからないことだ。
退院の時は、お腹に当たらないようにシートベルトを握りしめて
手で必死に隙間を作っていた。
日に日に出来る動きも増えていくし、
歩く速さも以前の7割程度まで回復したように思う。
手術前がめちゃめちゃ歩くのが早かったので、
多分今は少し歩くのが遅い人だ。
しゃがんだり、かがんだりの負担もだいぶ減って
まだお腹をかばいながらにはなるけど手術前に近い動きになってきた。
寝返りも、肘を使って腰を浮かしながらしなくてよくなった。
うっかり軽いくしゃみをしてしまった時も恐れてたほどの衝撃はなかった。
こうやって少しずつ回復に近づいているのが感じられてとても嬉しい。
傷口はまだ糸がそのまま見えている状態で、黒ずんでいるけどけど
これもそのうち良くなるだろう。
動き過ぎず、停止し過ぎずで無理のない様に生活していかなくては。
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2020/11/27 退院3日目
仕事を休むのは今日までなので、保険の手続きを終わらせる。
Ａ社は事前に書類を取り寄せていたのでそれに記入し、
Ｂ社はオンラインで申請を行う。
どちらも診断書を書いてもらう必要がないのを事前に調べていたので、
病院の明細書のコピーやら画像の添付で完了。
家のプリンターをコピー・スキャン機能付きのにしておいて
ほんとに良かったと思う。コンビニまでわざわざ行くのは今の体では辛い。
午前中に頑張りすぎたのか、昼ご飯を食べたあたりからまた頭痛がする。
でも、親が柚子を送ってくれていて
はやく使わないと悪くなるから柚子ジャムを作る。
作り終わったら頭痛がさらにひどくなり葛根湯を飲んでベッドで本格的に寝る。
2時間もするとだいぶましになったので起きて夕ご飯の準備をする。
そうしたら旦那から「ケーキ食べれる？」とLINEが入る。
頭痛はあってもケーキは無問題ということで「食べる！」と返事をする。
お気に入りのお店で洋ナシのショートケーキを買ってきてくれる。
旦那もさすがに私の機嫌があまり良くないのを感じていたようだ。
ケーキで懐柔されるのもどうかと思うけど、
甘いものは正義だ、旦那の不甲斐なさもまあいいかと思えてくる。
退院してから初めて旦那と一緒に夕ご飯を食べて
美味しいケーキを食べたら、
何となく全てがどうでもよくなって笑顔でいられるようになった。
単純だな、私。
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2020/11/26 退院2日目
朝、出勤する旦那を見送ることなくベッドで過ごす。
家の布団とベッドは落ち着くけど、手摺がないから寝返りを打つ時と
起き上がるときに注意が必要。
お腹に力を入れないように過ごすのは意外と大変だ。
午前中は色んな片付けをして過ごす。
両親はGoToトラベルを利用して来ていたので
クーポンを使うために最寄り駅にランチを食べに行く。
通勤で使う駅なので、どのくらい時間がかかるか把握するために
普段通りの道を歩いて行ってみる。
手術前は15分の道のりが、今回は30分かかった。
ほんとにゆっくりとしか歩けないし、途中で一回休憩しようかと思った。
ランチは、両親も好きな中華料理店に行ったのだが、
12時過ぎに行くと満席で少し待った。
コロナの感染拡大も何のそのの賑わいだった。
まあ、私もその一人なんだけど、しかも昨日退院したところなのに。
ご飯は美味しかったけど、味が濃く感じて6割位しか食べられなかった。
駅で両親を見送り、役所で用事を済ませたらどっと疲れて頭痛もする。
スーパーで必要な食材だけささっと買って家に帰る。
旦那は月～木曜日は21時に家に帰って来る。
今までは旦那の帰宅に合わせて夕ご飯を作り一緒に食べていたが
年内いっぱいは19時に先に一人で食べることにする。
遅い時間に夕ご飯を食べると体の負担が大きい気がするからだ。
今日は、母親が作ってくれた鯛の荒炊きを温めるだけでよかったけど
明日から作るのしんどいなぁと思う。
食器洗いも自分のだけはしてるけど、前かがみになるので地味に辛い。
頭痛が治らないし、今日も旦那とほとんど話すことなく先に寝る。
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2020/11/25 退院（術後5日目）
爆睡ってわけにはいかなかったけど、爽やかに目覚める。
片づけられるものはスーツケースにしまって行く。
朝御飯はペロッと完食。
上げ膳据え膳もこれで最後と思うと名残惜しいくらい。
主治医が挨拶に来てくれて、
「お尻の穴をキュッキュキュッキュしめる」という
有難い言葉を残していった。先生、私、常にお尻の穴に注意を払います！
婦人科の部長で忙しいのに、日曜日以外、毎日一度は来てくれた。
やっぱり顔を見ると一番安心するので、主治医の力は大きいな～。
8時30分には事務の方が、会計の為の書類をもってきてくれる。
9時になったら支払いが出来ます、終わったらお薬と次回の予約票を渡すので
ナースコールを押してくださいねと、仕事が早い。
9時過ぎに支払いを終えて、大量の大建中湯（1日6袋×28日分＝168袋）と
次回の予約票をもらい病室の最終チェックをしてもらって
9時30分には全ての工程が終了。
部屋を出る時は寂しさすらあった。
先生と看護師さんにほんとに良くしてもらったからかな。
退院時間は10時と決まってたけど、ずれることもあるし
高齢の両親を病院で待たせたくなかったから
11時を目途に来てもらうようにしていた。
実はもう退院手続き終わったと連絡して、
婦人科フロアのデイルームでのんびり待たせてもらう。
両親も早めに来てくれて、3人で家に帰る。
1週間ぶりの家は旦那がきれいに片づけてくれていて良かった。
（両親も一緒だから事前にめっちゃ念押ししておいたけど）
お昼ご飯にうどんと、大量のおでんと鯛の荒炊きを作ってくれる。
その間、横にならせてもらって50も近いのに親に甘えてしまう。
布団の中で親の愛情を感じてちょっと泣きそうになる。
18時過ぎに3人で夕ご飯を食べて、両親は最寄り駅のホテルに戻っていった。
泊まってもらえれば良かったんだけど
布団の準備とかとても出来そうになかったから
ホテルに宿泊してもらっていた。
旦那は帰ってくるのが遅いので、両親には会えずじまいだ。
21時に旦那が普通に家に帰ってきて
頭が痛かったけど、親が作ってくれた料理を並べ食卓を整える。
退院したての私を労わることなく、それが当たり前って感じだったことに
両親との違いを感じてしまい、一瞬、離婚したくなる。
頭痛を理由にその場を離れて、先にシャワーを浴びて
何も言わずに先に寝る。
両親の愛情が谷ぐらい深いとしたら、旦那のは紙くらいペラペラに感じる。
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