コロナ禍の入院について
私は病院に通うのも入院するのも
コロナ禍になってからの経験しか無い。
過去にお見舞いに行ったことはあるがここ数年は病院から遠ざかっていた。
記憶ではわりとオープンで、
診療科と病室がわかっていたら誰でも入って行けたと思う。
はるか昔には、病室の入り口に患者の名前の書いた札もあって
入る前に名前を確認した覚えがある。
個人情報なんて概念がなかったころの話だけど。
私が入院した病院では2020年の3月から原則面会禁止になっていた。
面会できるのは下記の条件をクリアした人だけだ。
- 面会条件:病状説明や容態悪化、手術などにより医師や看護師から連絡があった場合のみ
- 面会者:ご家族またはご親族のみ
- 人数:2名まで
- 1回あたりの時間:15分以内※但し、患者さんの容態に応じて医師が認めた場合はこの限りではありません。
- 荷物(洗濯物等)の受け渡し:直接患者さんへの受け渡しはできません。14時~17時に病棟エレベータホールで病院職員が受け渡しを行います。
- その他:面会当日に37.5度以上の発熱、呼吸器症状や倦怠感等のいずれかがある場合は面会不可とします。
面会者の基準を満たしたらナースステーションで看護師から許可証をもらえる。
検温、マスクの着用、入館時及び入退室時には手指消毒が必須だ。
なんとなくまだ一時的な措置の気分でいるけど
これからはこの面会基準がスタンダードになるのかもしれない。
系列の病院では立ち合い分娩も中止となっていた。
出産は「おめでとう」って言ってもらえる唯一の入院なのに
一人きりで産まないといけないなんて…。
でも感染のリスクを考えたら、そうなるのも仕方のないことなのだろう。
私は過去との比較はできないけど、
今回の入院は面会の人たちでガヤガヤすることがなく静かで良かったと思う。
(うるさい患者はいたけど(笑))
リハビリがてらフロアを歩くと無人の病室も多くて
入院患者も少なかったようだ。
デイルームには、ここは介護施設?と思うような
ご高齢の婦人達しかいなくて外来の時に見かける患者層とは明らかに違った。
日程を変更したり、一旦キャンセルする人もいたのかもしれない。
入院していて、「これ、大丈夫なのかな」と思ったことが一つだけある。
術後3日目から行動範囲が病棟内自由から病院内自由になることだ。
病院内自由になると外来フロアにある院内ローソンにも行けてしまう。
このローソンは病院の中にはあるものの、誰でも利用が出来る。
病院の入館時に検温システムは無いし、警備員がチェックするわけでもないので、
無症状のコロナ陽性者がコンビニとして利用してる可能性もある。
主治医自ら「もうコンビニにおやつ買いに行ってもいいよ」って言ってたから
1回だけ自分へのご褒美を買いに行ってしまったけど、実は気になってた。
まあ、病院側が気にしてないから大丈夫なんだろうけどね。
先生や看護師さんとかも利用してるわけだし。
神経質になってもキリがないし、
かといって無自覚過ぎても駄目だし
コロナを相手にするのはほんとに難しいと思う。
すっかり元気に過ごしているとはいえ
内臓一つ取ってるわけだから、できる限りの自衛はしていかなくては。
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